モリシタケアリ 結婚飛行

モリシタケアリ150524a
オオスズメバチの影響もなく、6年ぶりにモリシタケアリの結婚飛行を観察できた。
現地に着いたのはお昼頃だった。営巣している赤松の地上からだいたい3~4mくらいの高さまで、幹全体を覆うように羽アリが出てきて、辺りの様子をうかがっている。

モリシタケアリ150524d

モリシタケアリ150524c
ガラスコーティングを施したような雌アリ。日本産クサアリで最美種ではなかろうか。

モリシタケアリ150524b
飛び立たずにその場で交尾をするペア
雌を追いかける雄の姿が何度も見れた。大抵は雌が逃げ切るか、捕まっても翅が邪魔でなかなか交尾できないのだが、中にはこうして本当に交尾してしまうものがいる。
このような光景をみると、巣は多雌性であろうか。交尾した後さらに飛行に出かけるのか、巣に帰るのか、よくわからない。

近辺で脱翅雌を探したが見つからなかった。仕方がないので翅が付いた個体を、交尾しているかもしれない、あるいは交尾するかもしれないという期待を抱いて持ち帰ることにした。

デカクサアリ
デカクサアリの新女王。他にクロクサアリの飛行も見られた。

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No title

スラダケさんこんばんは。
モリシタ、感動的な場面に出会えましたね…
女王は本当に黒くてピカピカですね。
飛び立つ前に交尾ですか、このような状況だとその場で翅を落として巣に戻りそうな気もします…

No title

初めて書き込みさせていただきます。
以前モリシタケアリの同定においてお世話になりました、としおです。
あの謎のオオアリはミカドオオアリのようです、しかし 日中に活動する昼行性のものは報告されていないようなので新種の可能性はありそうです(夜も活動しているのかは近日中に確かめに行こうと思います)
こちらのモリシタケアリはGW中にありましたが飛んで行った個体は見ていません。
捕獲した雌雄は交尾すると思います。脱翅したらすぐにワーカーに襲われると思うので注意したほうがいいです。触覚が噛み切られます。
巣口では脱翅仕掛けた個体は全て襲われますが、羽付はグルーミングされています。ケース内でも同様です。不思議です。

No title

長くなりそうなので分けて書かせていただきます。
5月中旬にケブカクロオオアリの大コロニーを採集することができました。
多くの雌雄も採れたのでペアリングさせているところですが、今日1ペアだけ交尾しました。1匹のオスがえらく興奮していてメスに抱きつき交尾を試み、ヤマアリの様にメスに連結してぶら下がる形で行われました。
フェロモンが関係しているのなら他のオスも同様に交尾すると思うのですが、1匹だけでした。
残念ながら写真は撮れませんでしたがオオアリが飛行中ではなくケース内でも交尾することが確認できたのでよかったです。
その後メスが1匹だけ脱翅しました。成功したのかはまだわかりませんが少し期待できそうです。
スラダケさんのクロオオアリはどうでしょうか?

No title

nonさんこんにちは。
つるつるで撫でたくなります(笑)
観察していると本当に不思議なアリです。
交尾したのは一部で、飛び立つ個体もいました。

としおさん、お久しぶりです。
書き込みありがとうございます。
改めて謎オオアリの画像をみましたが、光沢がミカドオオアリとは違うように思いました。ミカドとクロオオの中間みたいな感じですね。交雑種?と思いましたが、広範囲に生息しているとなると、本当に新種かもしれませんね。
こちらで捕まえたモリシタの雌雄ですが、今のところ交尾は確認できません。
昨日巣を観察したときも、実際に交尾をしたのは少数で、交尾行動が目立っていたわけではありません。
観察した時間帯や、採集したタイミングで違うのかもしれません。
脱翅したあとに攻撃されるというのも不思議ですね。
さて、クロオオアリのペアリングですが、成功する感じがしません。
雄の興奮レベルはかなりいいところまで来ていると思うのですが、雄が雌アリに触れても全く反応がありません。交尾をするときというのは、相手が働きアリであろうとも交尾を仕掛けると思うのですが、そんな光景が全くないのです。
光は照明を使っているので、それがだめなのか、飼育ケース内にいるアリの密度が高すぎて(うじゃうじゃいます)だめなのか、どちらかだと思ってます。
としおさんのところではペアリングが成功したのですね。しかもケブカとはやりましたね!
ペアリングはどのような環境でしたか?

昼行性ミカドオオアリはクヌギや栗の木の腐食部に主な営巣場所があるようで、近くの竹林では見かけませんでした。
あの黒化したような色自体は見つかっているようです。(黒化型とはまた違うようですが。)
サテライトは作るのかわかりません。

ケブカのペアリングは大量の雌雄を大きい海苔のビンに一時的に入れておきました。ビンが日に当たりだすとまずオスが狂った様に飛び始めました。
自分は大きいケースで羽アリを飛ばしてしまうと絶対に隅っこでじっとしてしまう雌雄の集団ができてしまい、上手くいかないだろうと思っていました。
なのでビンのなかでオスを興奮状態にさせ、しばらくした後にそのビンを大ケース(ケースというより折り畳み式のパネットと呼ばれるものを使用しました)に入れ、中でフタを開けました。すると登ってきたオスはまさに飛行前のようにフチで触覚をせわしなく動かし飛び立ちました。次々とケース内で飛び立ち、太陽の方向へ向かいます。しばらくしてメスも飛び立ちます。ケースの上の方で動き回る雌雄の中に1匹だけ明らかに交尾行動をとるオスがいました。近くのオスに抱きついたりしますが難なくメスと交尾しました。
これはビンから飛び出してすぐのことです。なのでビンの中で飛び回ったことでスイッチが入ったのではないかと思います。
しかしその後は隅っこで集団を作り始め、ケース内を飛ぶ雌雄は減っていきました。これは通気性が良すぎてケース内が温まらないからでしょう。結局一番飛んでいたのはビンの中でした。
脱翅雌ですがなかなか落ち着きません。産卵もしません。交尾は複数回したほうがいいのかどうやら
交尾自体は偶然だったのかもしれません。

非常に長い文になってしまいました。
(アリの話をする機会がないのでためていたのをださせていただきました)


No title

としおさんこんばんは。
詳しい説明ありがとうございます。
話を聞いていると、何となく自分がヤマアリのペアリングをした時と似ていると思いました。
ヤマアリの場合ですと、やはりビンほどのケースに雄を入れ、明るくして興奮させます。短時間で交尾可能な状態になり、しかもそれが持続するので、そこへ雌を入れるだけで高確率で成功します。オオアリはそうはいかないようです・・・
今も雄が飛びまくって走りまくっているのですが、交尾してくれません。試しに就寝前まで飛ばしてみようと思います。
ケースや環境の変化もしてみたいのですが、アリの数が多すぎるため、なかなか手を加えられません。

 >アリの話をする機会がないのでためていたのをださせていただきました
大歓迎です(笑)
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