標高1500m付近の観察

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あちらこちらで見かけるシワクシケアリ。岩石にこびりついた地衣類の仲間が独特の雰囲気を醸し出している。

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アカヤマアリの巣内を覗くと、羽化したばかりの羽アリとその蛹があった。飛行はまだまだ続きそうだ。

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すでに飛行を終えた女王がうろついているが、数は少なかった。
以前、秋に石下から複数の新女王を見つけたことがある。小さなクロヤマアリのワーカーを従えていた。
飛行時期に見に行けばいくらでもいるアカヤマの新女王だが、巣の初期創設がどのように行われているのかは謎である。

飼育では、寄生は難しい印象。ワーカーと対面させると殺してしまう。その代り、蛹を与えると宝物のように扱って、自分で羽化させる。
僕は、野生の新女王は他のヤマアリ属の初期巣に侵入し、ワーカーは殺して、残った子供を自分で育てているのではないかと思っているが、実際どうなんだろう。


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ヤマクロヤマアリのワーカー。
撮影地では普通種で、アカヤマの奴隷となるのは本種である。
新女王は見られなかった。例年お盆頃見かける。


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どこにでもいるようなケアリ。ヒゲボソゾウムシの一種に集まっていた。

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カラフトクロオオアリの新女王にも出会えた。飛行はそろそろ終わり。

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小さな朽木を見つけて気にしている様子。

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ヒカゲノカズラに登るカラフトクロオオアリのワーカー
所々で見かけるが、神経質な性格で、人の気配を感じると隠れてしまう。なかなか撮影できないし、巣口も見つからない。

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No title

スラダケさんこんばんは。
アカヤマの巣の立ち上げは興味深く、気になりますねぇ。
飛行後の女王の腹部は小さいので、何らかの方法で多種を利用すると思いますが、その真相が知りたいところです。
カラフト女王にはなかなか出会えない気がしますが、どうでしょう。
でもこのアリを飼育すると維持が大変なので、出会えても採集するか判断に迷います…(笑)

No title

nonさん
カラフト、撮影地ではそこそこ見つかります。
魅力的なアリですが、飼育環境を整えるのが大変ですよね。
自分はひと月前に採集してきたものをクロオオと同居させて飼育しています。
今回も思わず手が出そうになりましたが、がまんしました・・・

No title

スラダケさんこんにちは。
カラフト女王、わりと歩いているんですね…
自分もカラフトはクロオオの力を借りないと長期の飼育は困難だと感じています。サムライにクロヤマの繭を毎年入れて維持するのに近いです。魅力的なアリはなぜか飼育が難かしいですよね、特にアギトは完敗です…(汗)

No title

スラダケさんこんにちは。

アカヤマの新女王はどのようにクロヤマアリのワーカーを
確保するのか気になります。
ヤマアリ属の初期巣に侵入するにしてもどのようにワーカーからの
攻撃をさけているんでしょうね。
カラフトクロオオアリは光沢があって綺麗ですね。
一度飼育してみたいと思っていますが、温度管理に自信が無いので
躊躇してしまいます。

No title

akiさんこんばんは。
アカヤマ新女王、機会があったら追跡してみたいです。
カラフトは高温には弱いですからね・・・。

No title

スラダケさん、akiさんこんばんは。
記事と無関係で恐縮ですが、先ほど1匹だけですがアギトの羽化してまもないワーカーが地表を歩いているのを確認しました…
自分的にはアギトはこれで十分満足です。手を抜かずにほぼ1年がかりでやってきてワーカー誕生までいったので、やりきり感というか、疲れたというか複雑な心境です。
このアリの継続的な飼育は正直キツイです…(笑)
最近は高温に弱いのか、ワーカーや女王の死骸が目立っていました。
先ほど家内の出来るだけ涼しい場所へ移動しておきました。最後の1匹が死ぬまで面倒を見てあげようと思っています。

No title

nonさんこんにちは。

確かにアギトは暑さに弱そうです。
うちのアギトは最近の暑さのせいか全滅してしまいました(泣)
室温が30度を越えると危なさそうです。
うまくいかなかったのが悔しいので、また飼育に挑戦しようと思います。

No title

nonさん、akiさんこんにちは。
nonさんアギト羽化おめでとうございます。
ほんと飼い主泣かせのアリですよね。
衰退しているのは残念ですが、高温に弱いというのは貴重な情報です。

No title

スラダケさん、akiさんこんばんは。
スラダケさんありがとうございます。諦めかけていたので、羽化したてのワーカーを見たときにはビックリしました。1年近く飼育してきて解りましたが、このアリは寒さにわりと強く、暑さに弱いといった印象です。「さいたま」では室内温度が29度を超えてくるとケース内の土中からアリが頻繁に出てきて徘徊が始まり、死骸となるといった悪循環が見られました。同じ頃、他のアリではムネアカも調子を崩し、働きアリが結構死骸となってしまいました。真夏の時期はムネアカが快適に過ごせる温度が適当かもしれませんね。

akiさんちのアギト残念でしたね、リベンジ期待しています。毎年、コンスタントにワーカーを生産できるサイクルを確立できるといいのですが、このアリに限ってはひとすじなわではいきませんよね。

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