アギトアリの飼育 ワーカー誕生を経て

先日初ワーカーが誕生し、現在では6匹が羽化しました。
ひとつの節目として、これまでの飼育を少しまとめてみます。

飼育ケース0711
飼育容器
150×100mmの長方形容器に石膏が15mm位の深さで敷いてあります。石膏には円状の部屋となる部分が設けられています。型はラウンドケースの蓋で取っています。
小さい部屋の大きさが直径31mm。大きい部屋が40mmです。深さはいずれも6mmです。
これらの部屋に内蓋をすることで、育児室が完成します。内蓋のサイズは120×80mmの長方形です。
この内蓋の脇には、育児室から出られる穴を掘ってあって、アギトアリは外へ出ることができます。

続いて外蓋についてお話します。
アギトアリは壁を登れないので、外蓋をしなくても逃げませんが、それでは乾燥しますし、他にも色々とまずいことがあります。そのため外蓋(ガラスの板)をしているわけですが、この蓋をちょっとずらして隙間を開けているのです。ほんのコンマ数ミリ開ける時もあれば、もっと大胆に開けている時もあります。たとえば中が蒸れているだとか、臭いが出てる場合がそうです。臭いがなければ、ほとんどぴったり閉めています。
このように簡単に動かせる外蓋は、喚起の微調整、餌やり、掃除をし易くします。

ケースの掃除
ゴミ捨て場0711
以上のような飼育ケースの構造上、アギトアリは育児室で出たゴミをすべて外へ出します。そしてあらかじめ入れておいた炭粉の上に捨ててくれます。
炭は消臭効果もありますし、その上に捨てられているので石膏が汚れにくく、ゴミも簡単に取り除くことができます。
ケース内のゴミ除去も毎日やってます。

繭作りの足掛かり
足がかりがないと、繭を作れません。これまでの飼育で、繭を作れなかった幼虫は全て食べられています。
足がかりとしては、クワガタのマットを使っています。
たまに粉ダニやトビムシが入っているので、電子レンジで加熱して乾燥させたものを入れています。
炭粉は足がかりには不向きですので、マット(木くず)がお勧めです。

餌の種類と頻度
今まで与えてきたものを挙げてみます。
メイン
レッドローチ、蚊、コアオハナムグリ
時々あたえたもの
クワガタ、ヒシバッタ、コオロギ、ハチ、アリ、ショウジョウバエ、甘露

飼育開始当初は、ほとんど蚊でした。食いつきがとても良いです。ただ数の確保が大変だので今はおやつ程度です。
現在のメインはレッドローチです。これも飽きることなく長く食べてます。
ハナムグリは一時期大量に捕獲できたので、レッドローチの間に挟んで回してました。
アリを餌として与えたこともありますが、成虫を与えると過剰に反応(敵と認識する?)するので、蛹のみにしています。
あとnonさんから聞いたのかな?ワラジムシが好評だったと記憶にあるので、最近与え始めました。
この時期、虫はいくらでもいるので色々与えたいし、今度は冬に向けてストックしないと・・・。ああめんどくせー(本音ぼそ)
餌を与える頻度は、冬の間は週1回程度でしたが、活動期は毎日です。

引っ越し
多い時で、月に2度ほど引っ越しさせてます。
ここまでやる必要があるのかなと思うのですが、アンモニア臭がひどくなったり、粉ダニが多量発生した場合は、迷わずやってます。
引っ越し作業は、手作業で1匹ずつです。ティッシュを湿らせて尖らせ、成虫の場合は足にひっかけてすくっています。これが意外といけるのです。(多少の慣れもあると思うので、お勧めはできませんが)大抵は一発でティッシュに乗っかります。そのまま新しいケースに持っていくと、自分で降ります。
繭はピンセットでつかみます。といってもそのままのピンセットでは間違いなくつぶすので、先端を外側にハの字に曲げます。ギュッとつまんでも、先端が閉じないようにするのです。閉じた状態でピンセットの刃先の間が繭の幅くらい開くようにすれば、優しく繭をつまむことができます。
幼虫は、背中に2本の吸盤状の突起があるので、ここに先ほどの尖らせたティッシュをあてるとくっつきます(笑)

以上長くなりましたが、こんなものですかね。

こんな動画も撮ってみました。ケースはアギト用ですが、中にいれたのはオオハリアリです。

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No title

スラダケさんこんばんは。
詳細な説明、参考になります。自分よりはるかに工夫してますね。
自分も本音を言うとこのアリは「キツイ」ですし、共感です…(笑)
ワラジムシ、食いつきいいですよ。

No title

スラダケさんこんばんは。

とても手間を掛けているんですね。内容とても参考になります。
アギトはこのくらい手間を掛けて世話をしないといけない難しいアリなんでしょうね。
ちなみにミルワームの成虫、シロアリ、ケアリのオスも結構食べてくれるのでお勧めです。

No title

nonさん
うちの庭にワラジムシ沢山いました(笑)
餌に困ったときはこれで行こうと思います。

akiさんこんばんは。
まだ手探りで、何が良くて何がだめなのか判断できないんですよね。
今はできることは全部やってますが、抑えるポイントが分かって来ればもう少し楽になると思います。
ミルワームの成虫もよさそうですね。

No title

スラダケさん、こんにちは。
やはり手間を掛けていますね。巣、餌ばかりか引越しや炭(アリの教授方は、1に~5まで清潔がすべてと)、繭づくりのマットは参考になりました。

ところで、甘露ですが、以前アリマキやカイガラムシのものに近いもの(私も同様に考えていました)を与えたいとブログにありましたが、今は、どの様なものを与えていますか。

No title

バードさんこんばんは。
甘露は、果糖とトレハロースをアミノ酸飲料で溶かしたものです。
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