ヒメナガアリ 蛹化

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ヒメナガアリの飼育は、昨年6月に倒木下で発見した単独女王から始まりました。

産卵して幼虫まで成長しましたが、その女王は今年の2月に死んでしまいます。
ちょうど新女王を採集できていたので、その新女王に子育てを引き継がせることにしました。
これがその時の記事。
http://suradake.blog.fc2.com/blog-entry-373.html
この2匹の幼虫が、ゆっくりと成長して、そのうち1匹がようやく蛹になったのです。
もう1匹も蛹になる日が近いと思います。



さて続いてはウロコアリ類の飼育。

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ウロコアリ(上)とキタウロコアリ(下)は、羽化が見られるようになった。
幼虫などの数は多いとは言えないが、コロニー維持をするには十分なので、まずまずでしょう。。

問題は、ヒラタウロコアリ

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越冬幼虫がみな成長したのは良かったが、ここから恐れていた事態が。脱糞して白くなった前蛹が、次々と死んでいく。
これは昨年も見られた症状。それでも数匹蛹化したけど、その蛹も数日後に死んでいく事態に・・・
結局10匹ほどいた越冬幼虫は羽化までたどり着けませんでした。
今は新たに産卵された卵と、一部が孵化したのかな?幼虫っぽいのもいます。
でもこれらが成長しても、同じことを繰り返しそうな予感・・・。困りましたねえ。



最後に、本日アズマオオズアリの巣で見つけた好蟻性昆虫、アリノスコブエンマムシを紹介します。
アリノスコブエンマムシ
ちっちゃくてかわいいやつ。ちょっとラクダっぽくない?。
生活史などはよく分かりません。
飼育しているアズマオオズアリと同居させてみたいです。

モリシタケアリ脱翅

P9480240.jpg
先日持ち帰った、巣口付近で交尾していた雌が、やっと脱翅した。
脱翅したタイミングは、トビイロケアリと同居させた直後だった。
貴重なモリシタケの脱翅雌。リスクは避け、トビケの数は3匹にしておいた。少しづつ繭を追加していきたいと思う。

トゲアリ繭たくさん

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あまり写真が撮れないので、ブログに登場する回数も少ないのですが、例年以上に元気です。春先からすでに20個の昆虫ゼリーを底まで完食し、他にコオロギやレッドローチも食べています。
その割には飼育ケース内もあまり汚れず、綺麗に飼えていると思います。

オオアリ結婚飛行


昨日はクサアリのほかに、ムネアカオオアリとクロオオアリも飛んでいた。その様子を少し。

クロオオアリ150524a
飛行するクロオオアリの雌。

ムネアカオオアリ150524a
路上に飛来した交尾中のムネアカオオアリ。

クロオオアリ150524b
交尾を終えて脱翅するクロオオアリ。


全体的にもう少し綺麗に撮影したかった・・・

モリシタケアリ 結婚飛行

モリシタケアリ150524a
オオスズメバチの影響もなく、6年ぶりにモリシタケアリの結婚飛行を観察できた。
現地に着いたのはお昼頃だった。営巣している赤松の地上からだいたい3~4mくらいの高さまで、幹全体を覆うように羽アリが出てきて、辺りの様子をうかがっている。

モリシタケアリ150524d

モリシタケアリ150524c
ガラスコーティングを施したような雌アリ。日本産クサアリで最美種ではなかろうか。

モリシタケアリ150524b
飛び立たずにその場で交尾をするペア
雌を追いかける雄の姿が何度も見れた。大抵は雌が逃げ切るか、捕まっても翅が邪魔でなかなか交尾できないのだが、中にはこうして本当に交尾してしまうものがいる。
このような光景をみると、巣は多雌性であろうか。交尾した後さらに飛行に出かけるのか、巣に帰るのか、よくわからない。

近辺で脱翅雌を探したが見つからなかった。仕方がないので翅が付いた個体を、交尾しているかもしれない、あるいは交尾するかもしれないという期待を抱いて持ち帰ることにした。

デカクサアリ
デカクサアリの新女王。他にクロクサアリの飛行も見られた。

クロクサアリ 羽アリ待機

お昼頃、いつもの山へ様子見に。
するとデカクサと思われる巣から無数の雄が。しかし雌がでてこない。飛ぶ気配が全くないので、撮影もせず。
クロクサの巣からは雌の羽アリが出ていたが、あまり外には出てこないので、ここでも撮影せず。
クロクサにいるなら、モリシタも羽アリが生まれているはずと様子を見に行くが、巣の周りは低木が茂って藪のような状態で、なかなか近づけない。それでもかき分けて進もうとしたらオオスズメバチがどこからか出てきて、激しくマークされた。
急斜面、藪の中で足元が見えない、オオスズメバチの巣がある?となると、モリシタはもう無理かもしれない。


夕方になってから、さらに標高の高い別の山を散策したら、クロクサアリの巣があって、そこから多くの羽アリが出ていた。
しかも近辺でデカクサの新女王も歩いていた。
こっちの方が気候は寒いはずなので、飛行していることに驚いた。
クロクサアリ結婚飛行150523a

クロクサアリ結婚飛行150523b

さて、来週からはあまり観察に行けなくなる。そして今日のような状況だと、明日にでも確認してあるすべての巣を回り、標本集めや撮影などを悔いのないように済ませておきたい。

アギトアリようやく羽化

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やっと今年最初の羽化(写真2枚目の上真ん中の部屋)。
4月9日に繭が5つあると書いてから、もう一月半経っている。ちょっとかかりすぎ。
でもこれから羽化ラッシュとなるだろう。
現在繭は49個ある。後続もたくさんいる。
実は、今日になって働きアリが少ないことに気が付いた。昨年秋に60近くいたのが40匹しかいない。
死んだ個体もいるが、一部が脱走したようだ!部屋で死骸を見つけた。
いつどこから逃げたのか不明。今のケースで逃げられる場所はない。これまでに何度か飼育ケースを更新しているから、その過程のどこかでミスしたようだ。たぶん動きのない冬の時期に油断したのだろう。
20匹の減少はもったいないが、今までそのことに気が付かないのは、それだけ順調だということでしょう・・・(正直気が付かない自分にショックです・・・)

ムモンアカシジミの幼虫

ムモンアカシジミ

クサアリの行列を観察していると、アリと一緒にムモンアカシジミの幼虫が歩いていました。
名前は知っていても、生態はよく分かっていなかったので、アリとの栄養交換や、甘露の排出などを期待して見ていましたが、何も起こりませんでした・・・。
それもそのはず、後で調べてみると甘露などは出さず、幼虫のエサはアブラムシのようです。
でもアリを引き寄せる物質を出しているようで、しっかり保護を受けていました。

シベリアカタアリとキクイムシ

シベリアカタアリ
シベリアカタアリが小さな巣穴から出入りしていました。頻繁に木くずを運び出しています。

この木は最近伐採されたもので、そこへ真っ先にやってくるのがキクイムシという昆虫です。
キクイムシの幼虫は木を食べて成虫になり外へ飛び出します。この時にできた穴を利用して、シベリアカタアリが新たな住居を作っているわけです。

シベリアカタアリ2
シベリアカタアリは女王のいないサテライトコロニーをよく作ります。一方で本巣には複数の女王がいる多雌性のアリです。

ツヤヒラタアリヤドリ



フシボソクサアリのコロニーを見に行きました。
目的はフシボソクサアリだけに寄生するツヤヒラタアリヤドリというハネカクシです。
フシボソクサアリの子育て
ちょっと可哀想な気もしましたが、巣口のカートン巣を少し崩してみました。
すると幼虫がたくさん出てきました。さらに目的だったツヤヒラタアリヤドリも数匹出てきました。

フシボソクサアリとツヤヒラタアリヤドリ
ツヤヒラタアリヤドリは行列にも見られました。

フシボソクサアリとツヤヒラタアリヤドリの栄養交換
直接栄養交換もします。


他にクロツヤクサアリハネカクシと思われる個体も行列付近を歩いていました。
クロツヤクサアリハネカクシ
フシボソクサアリの女王(飼育下)
フシボソクサアリの女王(飼育下)

採集できたツヤヒラタアリヤドリは、飼育しているフソボソクサアリの元へ入れて観察してみることにしました。

クサアリ再び

時間ができたので、またテラニシケアリの生息地へ寄ってみました。

テラニシケアリ巣1
実は先日、テラニシケアリの巣である可能性が高い場所を見つけました。
それはアカマツの木の根元にあります。

テラニシケアリ巣2
根元には穴があって地下に続いており、そこから数えられる程度の働きアリが出入りしているのです。今まで何度もこの木のそばを通っていたのですが、これでは気がつかないわけです。
今の時期、他のクサアリはおびただしい数の働きアリが巣から出入りしているのですが・・・。
というか、ちゃんと元気なんだよね?と不安になってきます。

ここが巣だとすると、昨年見た行列の位置関係も納得できます。
あとは飛行の時期、この穴から羽アリが出てくれるかどうかですね・・・

今日ここへ来た本当の目的は、好蟻性昆虫を見ることだったので、クロクサアリやモリシタケアリの巣にも立ち寄りました。
モリシタケアリの巣にはハネカクシが多くみられました。
ヒメヒラタアリヤドリ?
早速アリの巣の生き物図鑑で調べてみました。・・・うーん、ヒメヒラタアリヤドリ辺りが近いかな?

ヤマトヒラタアリヤドリ?
さてさて、こちらは少し大きいですよ。ヤマトヒラタアリヤドリかな^^;(わかんねー

ヒゲナガヒラタアリヤドリ?
これはさっきのより、若干大きいです。個体差かなー。ヤマトよりやや大型のヒゲナガヒラタアリヤドリというのがいるみたいですが・・・・

続いてクロクサアリの巣へ
クロクサアリ巣2
腐った切り株に営巣しています。

マダラマルハヒロズコガ
そこで見つけたのは、マダラマルハヒロズコガ!
明日になったら忘れるような名前・・・

フシボソクサアリも見ておきたかったですが、ここで時間切れ。また後日観察してみたいと思います。

エゾノタチツボスミレ

エゾノタチツボスミレ
先日初めてエゾノタチツボスミレを見つけました。

エゾノタチツボスミレ2
どちらかといえば、寒冷地のスミレです。撮影場所は標高1000m付近です。

エゾノタチツボスミレ3
背が高いのが特徴。左下のアケボノスミレ、そして左上奥のタチツボスミレと比較しても、その大きさの違いが分かります。
花が咲く前の背丈が低い時期に見ると、ニオイタチツボスミレと間違えてしまいそうです。

エゾノタチツボスミレ4
つぼみの個体もあったので、もうしばらく見られそうです。

フタバアオイ

フタバアオイ
花
観賞用に栽培しているフタバアオイ。
ヒメギフチョウの食草であるウスバサイシンと同じウマノスズクサ科。
京都賀茂神社の葵祭で用いられることや、徳川家の「葵の御紋」のモデルとして知られている。

クロオオアリに続け

クロオオアリ
クロオオアリのコロニーは多くの羽アリを生産しました。そのせいでコロニーのバランスが崩れてしまう(勢力が衰える)のでは?と心配していましたが、女王の腹部を見る限り全く問題ないようです。例年通り産卵マシーンと化しています。
・・・こりゃまた増えそうだな。(^_^;)アセアセ


カラフトクロオオアリ
こちらはカラフトクロオオアリの女王。クロオオアリに手伝ってもらってます。まだカラフトの働きアリは生まれていません。
春先の早い段階から越冬幼虫の艶がよくなり期待していたのですが、幼虫は小さいままで成長しませんでした。クロオオアリとの相性だ悪いのだろうかと少し心配していましたが、最近少しずつ大きくなり始めたようです。
幼虫の成長面で不安を残していますが、女王の産卵数はすばらしいです。腹部の大きさを超える卵塊があります。産卵も継続中で、昔のクロオオアリを彷彿させます。



ムネアカオオアリ
ムネアカオオアリも順調に成長しています。こちらはすでにいくつかの繭も確認できます。
今まで女王の突然死に泣かされているので、このコロニーは飼育ケースを変えて試しているのですが、ひとつ気が付いたことがあります。
それは、女王がずっと天井にぶら下がっていることです。女王にとってはこの体勢が楽なのでしょうか。

リンネセイボウ現る

リンネセイボウ
ベランダのバケツに落ちていたリンネセイボウ。日本にもこんなド派手な昆虫がいるのは嬉しいですね。
他の個体も飛来していたので、繁殖の季節なのでしょうか。
飼育してみたいですが、ドロバチに寄生するということなのでかなり難しそうです。

テラニシケアリの生息地へ

テラニシケアリはどうなったかな?と思い生息地へ行ってみました。

まずは、モリシタケアリの巣を確認しに行きます。
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ひと月前に来た時は活動していなかったのですが、今はもう行列があちこちにできていました。

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昨年巣を確認した場所は、本巣ではありませんでした。本巣は少し離れた場所にありました。
木の根元が大きくえぐられ、おびただしい数の働きアリが出ていました。超マクロレンズしか持っていなかったので巣全体の写真がありません・・・。また飛行の時期に撮ります。

モリシタケアリが元気なのを確認したので、続いてクサアリモドキの巣へ向かいます。

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その途中で見つけたトビイロケアリの集団。クロオオアリを捕まえていました。


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クサアリモドキも元気に活動していました。カートン巣から働きアリが顔を出しています。

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顔を洗うクサアリモドキ。

さて、いよいよテラニシケアリの行列があった場所へ。
・・・が、全くいませんでした・・・。去年はここに行列があったんだけどなあ。
やはり地下の蟻道が主流のようです。さっさと諦め、結婚飛行の時期に改めて探すことにします。

ここからはまだ探索していない山道を歩いてみることにしました。
最初に出会ったクサアリは、クロクサアリでした。
杉の大木に営巣してました。クロクサはほんと杉に多いなー。
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カマドウマの幼体に群がっています。

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こちらは何の甲虫の脚でしょうか。
クロクサの巣ともお別れし、さらに山道を進みます。



倒木の上を歩く小さいクサアリ発見。テラニシか!?

臭いを嗅ぐと、レモン でした・・・。フシボソですね。フシボソでも嬉しいですよ。
P9470205.jpg
行列を観察していると攻撃を受けている個体がいました。襲われているのは別種に違いない。

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やはりフソボソクサアリから攻撃を受けていたのは別種のクロクサアリでした。

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最後に見つけたのがこれ。いくつかの種が頭に浮かびましたが、最終的にデカクサと判断。

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巣を特定して羽アリも見ておきたいです。

残念ながらテラニシを確認することができませんでしたが、新たにフシボソ、デカクサ(たぶん)を確認し、気が付けばここだけでクサアリ全種が生息していることに。・・・・以上をもって本日の観察は終了です。

クロオオアリ飼育ケースの全貌とペアリング

ついこの間までの寒さはなんだったのという暖かさ。
やっと桜が咲いてからの季節の進行がそれはそれは早いこと・・・
あっという間に山々は緑に染まり、手元の植物やアリの世話も忙しくなり、時間がいくらあっても足りないくらい。そんな慌しさが余計に時間の進行を早く感じさせて、あっという間に1年が終わってしまいそう。

さて、こちらもとうとうペアリングの時期になってしまいました。
まずはコロニーがどれくらい大きいのか見てもらいましょうか。


すごいパワーを感じます・・・(汗)

すでに何度か脱走されてしまいました。脱走した働きアリは、僕が用意しておいたシロップを自分で見つけて飲んで、また巣に帰っていきました(笑)

このように大きな蟻巣ですから、ペアリングに適した場所に移動することができません(汗)
そこで人工照明を使うことにしました。
P9470095.jpg

人工照明でのペアリングはヤマアリで成功しています。温度管理が太陽光に比べて簡単というメリットもあります。



雄アリはすぐに飛行してくれましたが、まだ交尾行動が見られませんでした。
雌がまだ飛んでいないので、ピークはもう少し先かもしれません。

P9470074.jpg
エサ場にたむろする雌雄の羽アリ。


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