夜のテラニシクサアリ

再びテラニシクサアリの巣へ。18時半ごろ現地に着きました。
昼間は羽アリが出ていませんが、この時間には入口付近に羽アリが出てきます。暗くなるにつれ羽アリの数は増え、20時頃には木の幹を登って羽ばたきをする個体が見られるようになりました。
飛び立った個体は確認できませんでしたが、アリたちはとても興奮している様子でした。朝には羽アリの姿が全くないことから、夜間に飛行しているようです。

テラニシクサアリ160806a
足が太く、がっちりした体格。この角度が一番かっこよく見える。

テラニシクサアリ160806d
雌アリは何度も羽ばたいていた。

テラニシクサアリ160806b
木の根元は洞状で、そこから羽アリがわいている。

テラニシクサアリ160806c
雄アリ。あー標本採るの忘れた。


とりあえず、テラニシクサアリの飛出を撮影するという目的は達成したかな?。
厳密には飛んでないし、写真も納得いかない部分があったり、標本を忘れたりしてるのですが、遊びでやっていることですので、まあまあよしとしましょう。

キイロケアリ
最後にテラニシクサアリが寄生する対象となるキイロケアリの仲間。
この種も羽アリが誕生していた。右にはアリマキを咥えたワーカーがいる。

テラニシクサアリの羽アリを確認

18時半ごろ、標高1500m超にあるテラニシクサアリ(テラニシケアリ)の巣を見てきました。
山の上は雲につつまれて視界が真っ白でした。

そのうち雨も降り始めましたが、テラニシの巣を見ると・・・
テラニシクサアリ
羽アリ、出ていました!

やっと見れました~。

でも巣口がくぼんでいて、カメラを近づけることが難しく、接写はできませんでした。
羽アリは今すぐ飛び立つという様子ではなかったので、あとで、もう1回見てきたいと思います。

クロクサアリヤドリバチとフシボソクサアリ


以前にも紹介した木造小屋のフシボソクサアリです。

クロクサアリヤドリバチ
この巣にやってきたのはクロクサアリヤドリバチです。クロクサという名前がついていますが、実際はフシボソクサアリの巣だけにやってくる寄生バチのようです。


飛出するフシボソクサアリとクロクサアリヤドリバチ
飛行に出る新女王の周りもブンブンしてます。
今回はカメラの電池が無かったり、フラッシュが破損していたりで、だめだめでした。



飛行の時期ということもあってか、以前よりアリの数がすごいです。
建物をぐるっと一周しましたが、どこからも羽アリが出ていました。おそろし・・・


足跡

P9520796.jpg
道路を横断するフシボソクサアリの蟻道です。
アリの通るところが変色している・・・と思ったのですが、よく見るとその逆でした。
周囲が変色していて、アリの道は綺麗なのです。

どういうことかというと・・・
カフン、です。

P9520803.jpg
赤松の花粉が降り注ぎ、地面に薄く積もっているのです。
アリが常時行き来している場所は、花粉が蹴られたりアリの体表に付いたりと、掃除されているのです。

P9520810.jpg
そんなわけで、人間の足跡もつきます。

140601h.jpg
これは一昨年の今頃ですが、ムネアカオオアリの新女王は、花粉まみれです。

人工物に営巣するクサアリ

P1060412.jpg
石垣の排水パイプに営巣するクロクサアリの一種。
正確にはパイプの奥の土中に巣が広がっていると思われる。


P9480341.jpg
パイプから顔を出す雌アリ。
アシナガアリやシワクシケアリではよく見る光景だが・・・

P9490992.jpg
こちらは山道の休憩小屋に営巣しているフソボソクサアリ。
床下は大変なことになっているようだ。

クサアリを飼っている方、脱走されるとこうなりますよ?

クサアリ今年採集分。コニシを除いて全種並べます

P9490591.jpg

P9490644.jpg
P9490647.jpg
オオクロクサアリ
結婚飛行はクロクサアリと同様5月~6月。
でもクロクサアリより早くに終わってしまう気がする。
巣から飛出する羽アリの姿がなかなか見られない。
アメイロケアリの巣内から本種の女王を得たことがある。

P9490656.jpg
P9490665.jpg
ナカクロクサアリ(仮)
謎のクサアリ。コニシではない。
クロクサアリ系統で、オオクロクサとクロクサの交雑種かもしれない。
体長はオオクロクサアリに近く大型。
雌アリの毛の密度がクロクサアリのように高いが、腹部の立毛に違いがある。
詳細画像はこちらを↓
http://blog-imgs-80.fc2.com/s/u/r/suradake/P9480400.jpg


P9490666.jpg
P9490673.jpg
クロクサアリ
この写真では分かりづらいが、腹部背面に立毛が多い。
結婚飛行のとき、巣から多くの羽アリが出ているのをよく見かける。

P9490674.jpg
P9490673.jpg
モリシタケアリ
決して小さいクサアリではない。毛が少なくつやつや。
結婚飛行は5~6月。

P9490692.jpg
P9490697.jpg
フシボソクサアリ
日本産で最小種。
ぱっと見では小さくてつやつやしたアリ。
結婚飛行は6月~。雄は秋にも巣口にいたが、新女王は採れるのは前半のうち。
雌もつやつやしているが、立毛が全身にびっしりある。

P9490701.jpg
クサアリモドキ
女王を見て同定を誤る人はいないと思う。
雄がなぜか採れなかった。たぶん遅くて先に飛んでしまったのだと思う。

P9490712.jpg
テラニシケアリ
こうやって見るとかっこいい形だ。
今年は羽アリの採集ができなさそう。巣は見つけたので来年こそ。
働きアリは小さいわけでもない。フシボソに比べれば明らかに大きい。

色々書きたいことがあったけど、いざ書こうと思っても出てこない。
とりあえず頭に出たことをささっと書きました。
働きアリの比較は以前の記事に載せたので、今回はありません。

テラニシケアリを求めて

以前見つけたテラニシケアリは行方不明になったので、別の山で新たなコロニーを探すことにしました。
今回はアカヤマアリや、ツヤクロヤマアリなどが生息する標高1500m付近を探します。
大半は草原になっていますが、狙いは所々に点在する針葉樹林です。
P9490498.jpg
探し始めて10分ほどでクサアリの行列が見つかりました。レモンの臭いがしたので首を傾げましたが、腹柄節をみると確かにテラニシケアリでした。樹上へ行列ができており、7割ほどはカートン製のトンネルで覆われています。

P9490490.jpg
地上では小昆虫を狩っていました。他のクサアリと変わりなく活動していましたが、ここでは巣を見つけることができませんでした。

P9490565.jpg
それから20分ほど歩きまして、2つめのコロニーを見つけました。
こちらは先ほどより開けた場所で、樹木も少ないためすぐにコロニーを発見できました。

P9490574.jpg
一目で巣だと分かる状態で、木の根元には大きな穴が複数できて、多くの土が搬出されていました。
巣穴の奥にはカートン状の物が確認でき、巣の周囲にもおびただしい働きアリが歩いているなど、他のクサアリと変わらぬ印象を受けました。

P9490560.jpg

蟻道では、多くの働きアリが樹上で得た甘露を持ち帰るなか、時折アリマキを地下へ運ぶ姿も見られました。
P9490554.jpg
一見クロクサアリにも見えますが、胸部に長い立ち毛がない事と、分厚い逆U字の腹柄節により容易に区別できます。
個人的にはレモンの臭いがしたため、フシボソクサアリと区別するために腹柄節のチェックは欠かせないと感じました。

P9490583.jpg
期待していた羽アリの姿は見られませんでした。しかし新女王が近くを歩いていたところを見ると、時期を外したわけでもなさそう・・・?お盆休みにもう一度確認したいと思います。
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