未同定のクシケアリ

テラニシクサアリ
観察会3日目で出会った(見てない方もいるかもしれませんが)クサアリは、やはりテラニシクサアリでした。
テラニシは簡単で、立毛がほとんどありません。

さて問題はクシケアリです。
データベースは見れば見るほど混乱してしまいます。用語も難しく、どこの位置を言ってるのかさっぱり分からない。

クシケアリの一種長野EM産1
こちら2日目の某公園クシケアリです。はい、わかりません。

クシケアリを同定する第一段階として、お口のところ(頭盾前縁という)を見ます。
尖っていれば、シワクシケ系(こちらも数種いるようで・・・)。平らだと、聞きなれない種が出てきます。

クシケアリの一種長野EM産2
頭盾前縁、平らです。

クシケアリの一種長野EM産3
触角挿入部が綺麗な丸形で深さがあるので、ツボクシケアリが近いと思います。触角のべん節が短いのでエゾクシケアリの可能性はなさそうです。頭盾前縁中央部にへこみがないことから、カド、オノヤマもないかと。

クシケアリの一種長野EM産4
背面からみて触角の角度がどうのこうの書いてあるけど全く分かりません。

クシケアリの一種長野KH産1
続いての個体は3日目に出会ったやつです。

クシケアリの一種長野KH産2
クシケアリの一種長野KH産2b
ツボかと思ったけど、顔つきが違います。さらに触角べん節が長いです。節の幅より長さがあるということです。
頭盾前縁、平らで、中央にへこみがあると言えます。

クシケアリの一種長野KH産3
触角挿入部もツボ状といえばそう見えるのですが、綺麗な丸形、深さがないんですよ。
となると、該当する種がエゾクシケアリしかいません。

クシケアリの一種長野KH産4
相変わらずよくわからないこの角度。触角のべん節が長いことは明らかです。
また、脚は暗色です。

この種だと断言はしません。非常に難しいです。

アリの観察会

k01.jpg
7月15日~17日に、アリの観察会が行われました。参加者は計11名でした。

k03.jpg
カラフトクロオオアリの観察ポイントです。あちらこちらに新女王が歩いていました。
いつ見ても美しい!

k04.jpg
山道を歩いていると、巨大な毛虫に遭遇しました。僕は何度もこの場所へ来ているのですが、こんな毛虫見たことがありません。
クスサンの幼虫だそうです。ヤママユに比べるとだいぶグロテスクですが、可愛がられていました。いるまえかわさんは猛烈にナデナデしていました・・・。

k02.jpg
3日間で確認したアリは・・・、トビイロケアリ、アシナガアリ、ヤマトアシナガアリ、アメイロケアリ亜属の一種、ヒゲナガアメイロケアリ、アズマオオズアリ、アメイロアリ、ムネボソアリ属の2種、タカネムネボソアリ?、トビイロシワアリ、キイロケアリ亜属の一種、カラフトクロオオアリ、クロオオアリ、ムネアカオオアリ、モリクシケアリ、クシケアリ属の一種、モリシタクサアリ、フシボソクサアリ、オオクロクサアリ、アカヤマアリ、ツノアカヤマアリ、エゾアカヤマアリ、クロヤマアリ、ヤマクロヤマアリ、ハヤシクロヤマアリ、ツヤクシケアリ、テラニシケアリ(確認中)・・・、計28種でした! いるまえかわさんからカドフシアリの追加がありました。計29種です!

3匹の女王、消える

オキナワアギトアリでまさかの事態。
3匹いたはずの女王が、いない。・・・
そんな、ばかな。

多数の卵、幼虫、蛹。見た目は至って普通。今でも信じられず何度も見直しているが、いない。

3匹が2匹になった。なら分かる。
そうじゃない、まったくいないのだ。消滅してしまった。ミステリアス。


さて、少し落ち着いて過去を振り返ろう。
女王はいつ消えた(死んだ)のか。
実はあまり記録しておらず、最後に女王を(3匹)確認したのは、昨年の9月27日でした。
だいぶ間が空きましたな^^;
これでは、女王が死んだと思われる期間を絞れません・・・とほほ。

また、時々出る死骸の回収も、きちんと確認せずポイしてました。なので、いつ死んだか分かりませんですはい。

170712a.jpg
もう過去を振り返るな、前だけを見て進め!というわけで、現在の状況です。
先ほども書いた通り、多くの卵、幼虫、蛹がありますが、働きアリは産まれておらず、新女王と、雄アリだけが誕生しています。


170712b.jpg
新女王が生まれているということは、女王が産んだ有精卵が残っていたということなんでしょうか。

170712c.jpg
幸いにも、こうして雌雄が生まれているのですから、交尾できれば、コロニー存続は大いに期待できます。

これからペアリングに集中します。また後ほど続報します。

ニホンアマガエル

ニホンアマガエル1
庭でカエルが鳴き出したので見に行ってみると、水甕の縁にニホンアマガエルがお座りしてました。

ニホンアマガエル2
このアマガエルは以前から庭に住んでいるようで、時々見かけます。メダカの水甕やバケツがたくさんあるので、居心地がよいのでしょう。いつもはおとなしいのですが、この日はスイッチが入ったようで、一晩中鳴いていました。


アギトアリの子育て

雄の蛹を食べるアギトアリ
今年はアギトアリ、オキナワアギトアリ共に、昨年に比べ一カ月ほど進行が遅れています。恐らく温室から出したあとの気温(特に朝晩の冷え込み)が影響していると思います。

アギトアリに関していえば、今はやっと落ち着いてきましたが、蛹食いがかなり目立ちました。蛹食いの様子を見ていると、食べられているのは雄の蛹でした。ただし多くは前蛹の段階で食べられているため、雌雄の判別はできていません。

アギトアリも、オキナワアギトアリも、雄アリはその年の最初の幼虫群から誕生することが分かってきました。
雄アリの生産が終わると、働きアリ、新女王* の生産が始まります。
*新女王はオキアギのみ確認

ここで疑問が。

野生のアギトアリは8月ごろから羽アリが見られます。
飼育下での状況を当てはめると、野生のアギトアリの蛹は、8月頃から出始めるということになります。そして働きアリの生産は主に9~10月に集中していることになります(羽化は11月に食い込む可能性も)。これは暖かい時期が短い地域であれば繁殖に不利であるといえます。
あくまで、飼育下の羽化状況が自然下に当てはまる場合の話です。
あと、これまた可能性の話ですが、雄と雌の羽化日にはズレがあるため、同一巣での交配は殆ど起きないのではないでしょうか。

さてさて、お次はアギトアリの子育てです。

アギト子育て1
働きアリが小さな肉片を咥えています。幼虫は首を長くして待っています。

アギト子育て2
優しく幼虫のお腹に乗せました。

アギト子育て3
まだ肉餌に気づかず、首を長くしている幼虫(笑)

アギト子育て4
気づいてむしゃむしゃ食べ始めました。

アギト子育て5
こちらはお腹いっぱいになった幼虫。働きアリが肉片を回収に来ました。

アギト子育て6
そして幼虫の顔面をキック。(まぐれです)

アギト子育て7
次はどの幼虫にあげようかな。

オオルリ また会う日まで

オオルリ2
オオルリの続きです。雄が、数匹の雛を連れていました。
地面に近いところで活動していましたが、近づくと警戒して高いところに移動してしまいます。

オオルリ3
雛はもう飛べるようになっているので、親鳥が高い場所に移動すると付いていきます。

オオルリを見たのはここだけでした。沢で水浴びをする個体や、虫を捕食する姿は見られませんでした。
また、雌の姿も見ることができませんでした。まだまだよくわからんです。

来年は5月から観察してみたいと思います。

観察地開拓


色々と散策しました。

草原にて。
エゾアカヤマアリ1
新たにエゾアカヤマアリの営巣地が見つかったのはよかったです。

エゾアカヤマアリ2
カッコいいアリです。


テラニシケアリ
テラニシクサアリもいました。

オオルリ生息環境
渓谷にも立ち寄りました。

アサギマダラ1
多数のアサギマダラが飛んでいました。

アサギマダラ2
地面で吸水するアサギマダラ。

オオルリ
そして、初見のオオルリ~。ペアかと思ったけど、なんか変。まさか雛!?
もう巣立ったのか・・・。親と変わらぬ体格にびっくり。
しかしまあ、子供の頃に図鑑でみたときは、出会える感じが全くしなかったけど、とうとうこの目で見たんだねえ。特別な思いがあります。
来年は卵から見てみたい。そしてじっくりと撮影をね。
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